◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.83
うっとうしい梅雨の時期に入りましたが、晴れの国・岡山で路面電車の旅を楽しんできました。市内を走る岡山電気軌道(以下、岡電)は、東山線と清輝橋線の2路線があります。2つあわせても4.7kmという短い路線ですが、1912年(明治45年)の開業以来、110年に渡って市民の足として走り続けています。
岡電の乗り場はJR岡山駅から駅前通りを渡ったところにありますが、現地に向かうと、ちょうど大人気の2両編成の「おかでんチャギントン」号が停まっていました。
イギリスの人気アニメを、あの車両デザインの第一人者・水戸岡瑛士氏が実車化した人気の車両「おかでんチャギントン」。乗車は完全予約制で、金・土・日・月曜に1日3便が運行されます(※)。東山線・清輝橋線の両方を約1時間かけてゆっくり走り、車内では子ども向けのいろんな楽しいイベントも開催されます。料金は大人3400円、子ども1900円(税込、ともに平日料金。土日祝と春夏冬休みは+100円)となっていますが、これには各種イベントや関連施設入館料、岡電の路面電車1日乗車券なども含まれます。
(※車内イベントのない直行体験便が水・木曜に運行、詳細は公式ホームページ参照)
チャギントンの発車を見送って、私が乗ったのは800形の地元・岡山放送(OHK)のラッピング車両。しばらくは桃太郎大通りを車と並走します。
次の「西川緑道公園」の近くには、岡山名物「デミカツ丼」の元祖・昭和6年(1931年)創業の「味司野村」があります。濃厚なデミグラスソースがトンカツにたっぷり。ご飯の上のゆでキャベツとも見事なマッチング。3分の2やハーフなどサイズが選べるのもうれしい気配りです。
「城下」は後楽園・岡山城への最寄り駅。旭川のほとりを少し歩けば、日本三名園のひとつの後楽園へ。ここは藩主・池田綱正がつくった見事な大名庭園。そして3層6階で別名・烏城とも呼ばれる岡山城へたどり着きます。現在「令和の大改修」のため正面口は改装中で、11月に新装でお目見えの予定です。
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