夏の風物詩・ハモ 家で調理するときは頭と骨も有効活用 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

夏の風物詩・ハモ 家で調理するときは頭と骨も有効活用

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 淡路島の夏の味覚「ハモ(鱧)」の行事が、今年、続々と復活している。

 新型コロナウイルスの影響で近年は中止されていたが、ハモの豊漁を願う「鱧供養祭」が、今年5月、兵庫県南あわじ市で3年ぶりに開催された。また、7月頭には水揚げされたばかりのハモを京都に届ける「はも道中」の練り歩きが3年ぶりに祇園周辺で行われた。

 そんなうれしい話題もあるなかで、スーパーなどの店頭でも今夏、淡路島のハモが並び、人気を呼んでいる。

 神戸市須磨区にある産直市場「ナナ・ファーム須磨」の鮮魚コーナーでは、ハモの骨切りをした身と頭と中骨をセット販売。値段は大きさによるが1200円~1800円ほど。

 頭と中骨を入れているのは、だしに活用してもらうためだと、同市場。ハモ鍋やハモの湯引きをする際に、頭と中骨からおいしいだしがとれるそう。アラの臭みが気になる場合は、軽く焼くか湯通しすると臭みがなくなるようで、だしをとったあとはじっくり油で揚げて骨せんべいにするのもおすすめだという。

 また、同市場の総菜コーナーでは「ハモの南蛮漬け」も好評。スタッフによると「家で作るには少しめんどうだが、食卓に一品あると便利で、おかずにも、晩酌のおともにもなるため、南蛮漬けを目当てに来店する人もいる」。南蛮酢はシンプルに「お酢・砂糖・みりん・塩・しょうゆ」をオリジナルの配合で合わせたもので、ハモと同じく淡路島産の玉ねぎをスライスして添えられている。猛暑が続くこの時期には食欲がなくてもさっぱりと食べられるのもうれしい。

「ハモの南蛮漬け」

 なお、同市場では、魚はハモだけではく、入荷状況によってギンザケやコアジの南蛮漬けも並ぶ。


■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨の公式サイトを参照

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