《2022年・海の日》ヨットマンがたどる「咸臨丸」の航跡・160年経て 海わたる風~KANRIN-MARU~プロジェクト出航! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《2022年・海の日》ヨットマンがたどる「咸臨丸」の航跡・160年経て 海わたる風~KANRIN-MARU~プロジェクト出航!

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 新型コロナウイルス感染拡大第7波に突入したが、これまで6回の波を乗り切った経験を生かしながら、行動制限を設けない「海の日」を迎えた。

『温故知新 歴史に学ぶ、まちづくり』をテーマに関西でボランティア活動を続ける兵庫県伊丹市の会社員・高見昌弘さんは、一般社団法人・港まちづくり協議会大阪の理事を務め、一般的には「千石船(せんごくぶね)」と呼ばれた江戸時代の貨物船で、上方から江戸へ多くの生活物資を運んだ「菱垣廻船(ひがきかいせん)」を復刻させようと「菱垣廻船保存プロジェクト」を進めている。

天保山まつりにお目見えした「浪華丸」
「浪華丸」1/3縮尺(左側・全長約10m 現在も装飾などを施して復元中)と1/10縮尺(右側・全長約3m)<2014年11月3日撮影>

 2013年秋、大阪・天保山まつりで三分の一縮尺の菱垣廻船「浪華丸」(山車・全長約10m 幅約3m 帆柱約9m)を再現させた。(※記事中写真・画像は高見昌弘さん提供)

2025年大阪・関西万博1000日前イベントに登場した菱垣廻船「浪華丸」三分の一縮尺<2022年7月17日 大阪市北区 うめきた外庭SQUARE>
万博への景気づけに小西酒造(兵庫県伊丹市)から清酒「白雪」の樽

 「コロナ禍でオンラインでのコミュニケーションが習慣になりつつある中、マリンスポーツやマリンレジャーを楽しむ人たちにとって、海上での開放感の中で交わす何気ない会話が、とても大切なんだと改めて気付いた」という高見さん。

2025年大阪・関西万博1000日前イベントに登場した菱垣廻船「浪華丸」三分の一縮尺・船首
2025年大阪・関西万博1000日前イベント 鏡割りのバックに菱垣廻船「浪華丸」三分の一縮尺

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 コロナ禍初年・2020年に、勝海舟(1823~1899)が乗った「咸臨丸(かんりんまる)」が1860( 万延元)年1月13日(旧暦) に江戸・品川を出航、太平洋を渡りアメリカ・サンフランシスコに入港して160年を迎えた。咸臨丸は江戸幕府によって安政4年(1857)にオランダで建造された3本のマスト持つ木造の蒸気軍艦。


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