阪神間モダニズムの高級住宅街を疾走するマルーンカラー 阪急神戸線(十三~神戸三宮)を行く | ラジトピ ラジオ関西トピックス

阪神間モダニズムの高級住宅街を疾走するマルーンカラー 阪急神戸線(十三~神戸三宮)を行く

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 JR神戸線が左にぴたりと並走してきたら「春日野道」。「中津」に次ぐ狭い島式ホームです。駅近くには、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のレジェンドで、INAC神戸レオネッサでもプレーしていた澤穂希さんも常連だった庶民の台所「大安亭市場」があります。

 いまや大規模な再開発が着々と進む神戸の中心地・三宮。「神戸三宮」の駅ビルは震災で大きな被害を受けましたが、ドーム状のホームは今もクラシカルなムードをしっかり残しています。このあと「大阪梅田」からの特急は地下の神戸高速線に入り、「花隈」→「高速神戸」→「新開地」まで進んでいきます。

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神戸三宮阪急ビル

 阪神間モダニズムを存分に感じられる「関西住みたい鉄道沿線NO.1」の阪急神戸線。もともと神戸線は今より北の「伊丹」から「門戸厄神」ヘのルートを想定していたようですが、これだとトンネルを多くつくらなければならず、やむを得ず、当時、人家の少ない直線ルートにしたのです。しかし逆にこれが沿線に高級住宅地を次々に作り上げることになったのですから、創業者・小林一三の卓越した先見性をここでも伺い知ることができます。(羽川英樹)

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羽川英樹ハッスル! (1) | ラジオ関西 | 2022/08/18/木 10:00-11:00

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