『#小学校教員はいいぞ』がこれからも続くように。
誰もが「教職はいいぞ」と思い続けられるように。
子どもたちと大人たちが、笑顔で余白の上を描けますように。
ネコ先生さんはそんなツイートとあわせて、教員職に対しての葛藤と願いを漫画の中で語ります。自身が子どものころに、大人たちに「あとにして」と言われ、心を置き去りにされてしまった経験。そして「あんな大人にはならない!」と誓った幼心。しかし大人になって、教師になってわかったことは、仕事、人間関係、責任、家族……。誰もが大切なものをたくさん背負って歩いていること。そして重くのしかかる業務に追われて気づけば、あの日、忌み嫌った大人たちの「あとにして」をつい口にしてしまった苦しみ。せめて、「おいで」と言ってあげられる「余白」があったなら……。
ネコ先生さんに、小学校教員として勤務する中で感じていることを聞きました。
――嬉しいことや楽しいことを教えてください。
子どもの成長や、初めてのものに出会ったときの表情を間近で見られることに、すごく幸せを感じます。
――大変なことや大変な業務を教えてください。
授業準備・生徒指導・保護者対応・行事準備・校務分掌などあげればキリがありませんが、とにかく沢山の業務が、「一気に」襲いかかってくることですね(笑)。せめて順番に来てくれたらいいのですが…。
――勤務環境で良いところや改善すべきことを教えてください。
他の職業を経験したことがないので何ともいえませんが、休憩時間が取りにくい勤務形態であることや、業務削減をしないまま新事業を導入し続ける現状は、改善の余地があるかと思います。「子どもたちの成長を間近で見られる」という良さ・やりがいはありますが、やりがいは心の栄養でしかなく、身体の悲鳴や疲弊は取り除いてくれません。
――これからも小学校教員を長く続けていきたいですか?