今回取得したデジタルデータと、すでに製作した「想定色平成再生版曼荼羅図」のデジタルデータを用いて、壇上伽藍の全域や建造物の内部を自由に見て回ったり、肉眼では見ることが困難な曼荼羅の絵柄を面積比で500倍以上に拡大しながら鑑賞するなど、通常では見ることができない視点から文化体験が出来るVRコンテンツとなった。
「高野山デジタルミュージアム」のVRシアターでは、1200年以上受け継がれてきた弘法大師・空海の思いや歴史的建造物を専属のナビゲーターがコントローラーを操作しながら解説する。シアター内の椅子や壁紙などには高野霊木を使用し、高野山伝統の格子天井を用いている。
◇高野山デジタルミュージアム(和歌山県伊都郡高野町高野山360)
■開館時間・午前10時~午後5時(3~11月は無休、12~2月は不定休)
■VRシアター上演・1日7回 各回約30分 (毎月最終月曜日は休演)
※開演時間 10:15/11:15/12:15/13:15/14:15/15:15/16:15
■施設は入場無料 ただしVRシアター鑑賞料金は高校生以上1000円・中学生以下500円 ※座席不要な乳幼児は無料
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「心の解放の旅への入り口」をコンセプトに
高野山デジタルミュージアムは、まちづくり会社のDMC高野山が観光遺産産業化ファンドで連携する紀陽銀行、凸版印刷、南海電気鉄道と設立した。
VRシアターで高野山の持つ文化的・歴史的魅力についての理解を深めた上で地域をめぐり、その文化資源に込められた意味や想いを体感できる。歩き疲れたらカフェで休息しつつ、高野山で育まれた食を通じてさらに高野山に浸れるような空間にした。