2023年4月30日の任期満了をもって政治家引退を表明した兵庫県明石市の泉房穂市長(59)。明石市民からは驚きの声があがる。明石市役所には、退任を表明した12日以降、電話やメールで200件を超える声が寄せられている。10月13日15時現在で218件にのぼり、泉市長に「市長を辞めないでほしい」などとする意見が9割を占めたという。
泉市長は自身の問責決議案が市議会に提出される直前の10月8日、市立小学校の創立記念式典で同席した市議会議長と市議に「賛成したら許さん」「次の選挙で落としたる」などと発言、泉市長は同日中にこれを撤回し、2人に謝罪している。2人が所属する会派は、市長に対する問責決議案を議会運営委員会に提出していた。
12日、泉市長は市議会での自身の問責決議案可決後に会見を開き、引退を決めたきっかけについて「市長就任以来、積もりに積もった思いがプチンと切れて、手当たり次第、暴言を吐いてしまった。『今後、もう暴言を吐かない』と釈明しても、信じてもらえない」と述べていた。
■「暴言はアウト、でも発信力と実行力は抜群」意見の9割が“擁護”
泉市長を肯定・擁護する市民からは「兵庫県の1つの自治体に過ぎなかった明石市を全国区にした」「市長の発信力が抜群」「高齢者から子どもまで、住み心地の良い街になった。有言実行する人」といった意見が多く寄せられた。
一方、否定・批判的な意見としては「(2019年の)出直し選挙のことを忘れたのか。自分の感情をコントロールできないのは、人としてどうなのか。完全にアウトだろう」と厳しく指摘し、暴言を非難する意見もあったという。
泉市長を擁護する市民からは「兵庫県の1自治体に過ぎなかった明石市を全国区にした」「市長の発信力が抜群」「高齢者から子どもまで、住み心地の良い街になった。有言実行する人」といった意見が多く寄せられた。
一方、否定・批判的な意見としては「(2019年の)出直し選挙のことを忘れたのか。自分の感情をコントロールできないのは、人としてどうなのか。完全にアウトだろう」と厳しく指摘し、暴言を非難する意見もあったという。
泉市長は引退を表明した12日深夜、「お詫び」と題して、暴言問題発覚の8日以来、久々にツイッターを更新。「本当に申し訳ありません。(市幹部への暴言による)2019年の辞職・出直し選挙を受けての今回であり、政治家引退しかないとの判断です。ご支援ご期待をいただいてきた方々を裏切ることとなり、心からお詫び申し上げます」と述べていた。
そして「欠点の多い市長でしたが、皆さんのおかげで、11年半やってこれました。あらためて心から感謝申し上げます。市長任期満了(2023年4月30日)まで、引き続きしっかりと頑張ります。皆さん、本当にありがとうございました」と投稿した。