レトロブームにのって、現在20代の若者を中心に「昭和アイドル」が注目を集めているのだとか。なかでも、TikTokをはじめとしたSNSでは、昭和アイドルのファッションや音楽が流行しているそうです。
昭和アイドルのグッズには、公式アイテムのほかにファンお手製の非公式のものまであり、下敷きや灰皿、キーホルダーなど、ファンの”好き”がギュッとこもったアイテムが数多くあります。
そんなアイドルグッズをはじめとしたアイテムを多種多彩に取りそろえるホビーショップ「超趣味国家 アダムスキー」(大阪市中央区)の店長・花木さんに、昭和のアイドルやグッズの魅力について話を聞きました。
――懐かしのアイテムが数多く並ぶ店内は秘密基地のような雰囲気ですが、一体どれくらいのアイテムがあるのでしょうか?
【花木さん】 数えきれないぐらいありますよね(笑)。実際に数えたことはないですが、おそらく数万点はあるかと思います。当店は買い取りをメインに行っているので、お客さまから買い取りさせていただいたものを販売しています。
もともとはおもちゃと本をメインに扱っていたのですが、社長がポップカルチャーやサブカルチャー全般が好きだったので、なんでもありの、現在のようなお店形態になりました。
――どのような方が来られるのでしょうか?
【花木さん】 男性のお客さんが多いイメージですが、幅広い層のお客さんが来られます。昭和レトロブームがきっかけで来られる女子高生や女性のお客さんも多いですね。最近はカセットテープも流行していて、今の時代の音楽データをわざわざカセットテープに録音して聴いている高校生のお客さんもいました。今にないカセットのぬくもりや、あえて手間がかかるアナログなところが魅力なんだと思います。
――昭和のアイドルグッズは若い世代の方にも人気がありますか?
【花木さん】 結構あると思います。うちは女性アイドルグッズの割合が多いですが、ひと昔前だと女性アイドルに対しては男性というイメージでしたが今はどちらかと言うと若い女の子が80年代のアイドルを見て可愛いと言っているのをよく聞きます。TikTokで昭和アイドルの曲が流行しているらしく、それがきっかけなのかなと思います。