昭和のカルチャー、ファッションを令和風に解釈した「ネオ昭和」スタイルで人気沸騰中の、阪田マリンさん。敬愛するという山口百恵、沢田研二、アン・ルイスら昭和のスターの生きざまについて、阪田さんと語り合いつつ、若干21歳の彼女が昭和のどんな部分に魅力を感じているのかを、シンガーソングライター・音楽評論家の中将タカノリと、シンガーソングライター・TikTokerの橋本菜津美が探ります。
【中将タカノリ(以下「中将」)】 前回に引き続きゲストに、ゲストに「ネオ昭和」のカリスマ・阪田マリンちゃんを迎えてお送りしております。(ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』)
【阪田マリン(以下「阪田」)】 阪田マリンです。よろしくお願いします!
【橋本菜津美(以下「橋本」)】 前回は昭和の音楽、ファッションにハマったきっかけをお話してもらいましたが、マリンちゃんが提唱する「ネオ昭和」ってどのあたりが”ネオ”なんでしょうか?
【阪田】 単に昭和そのままだと、今の子たちにはなかなか魅力が伝わりにくいと思うんですよ。なので、令和の感覚も混ぜながら、柔軟に昭和を楽しむ感じと言うんでしょうか。
【橋本】 わかります。マリンちゃんのファッション投稿は令和な感じもちゃんとあって、かわいいなと思って見てます。
【中将】 そんなマリンちゃんが今、1人の女性として尊敬している昭和の歌手がいるということですが……。
【阪田】 はい、山口百恵さんですね。一番人気のあったときに結婚してきれいに引退するなんて、人として芯があるというか、なかなかできないですよね。
【中将】 今のマリンちゃんと同じ21歳のときだから昔の人ってほんと早熟ですよね。「プレイバックPart2」(1978)とか、あのカッコ良さと貫禄でまだ10代だったなんて信じられません。