イタリアンレストラン筆頭に、ファミレスや喫茶店まで……ジャンル問わず多くの飲食店で扱われている「パスタ」。手軽に食べられるため、ランチやディナーに選ぶ人も多いのではないだろうか?
パスタといえば、かつての日本では乾麺のイメージが主流だったが、最近では生パスタ人気が上昇中。モチモチ食感が消費者の心を射止めている。
そんな生パスタの製造を行っている企業が淡路島にある。淡路麺業株式会社(兵庫県淡路市)は、1日約3万食、全国約3000の飲食店に生パスタを送り出している。マーケティング本部係長・山本聡さんに話を聞いた。
同社は創業113年。ながきにわたる歴史のなかで培った麺づくりのノウハウをいかし、こだわりの生パスタを生み出している。かみごたえのあるしっかりとしたコシと弾力にくわえ、豊かな小麦の風味、茹で上げたときのもっちりとした食感が特徴だ。
同社のパスタ製造におけるこだわりとは?
「絶対に手を抜かない! 食べた人を感動させる! ……という思いを持って日々製造しています」(山本さん)
安心安全な商品を届けることはもちろん、小麦粉や水、塩、卵などシンプルな材料でできているからこそ、丁寧かつ妥協のない生パスタ作りが大切なのだという。
山本さんが特におすすめする商品についても聞いてみた。
「レストランだけでなく、ご家庭でも気軽に生パスタを楽しんでいただけるように開発した『淡路島生パスタ DAN-MEN(淡麺)』は当社の自信作です。茹でたてにお好みのソースをかけるだけで、本格パスタ料理をご自宅で味わえます。また、常温保存が可能なので、お歳暮のギフトとしても人気ですよ」(山本さん)
生パスタは非常に繊細なため、気温や湿度変化に応じた調整をつねに実施し、衛生管理を徹底している。こうした綿密な製造工程から作り出される『淡路島生パスタ DAN-MEN(淡麺)』は同社公式オンラインショップから注文が可能だ。
また、同社の生パスタを実食してみたい人は、工場に併設されたレストラン『PASTA FRESCA DAN-MEN(パスタ フレスカ ダンメン)』へ。島内はもちろん島外からも足を運ぶ人が多い人気店という。レストラン入口には、数多くの生パスタがディスプレイされ、それぞれの特徴が記されている。