女性のライフイベントのひとつ“出産”。コロナ禍での出産・育児はインターネットでの情報収集がメインとなり、不安や悩みを抱えている人も多いはず。そんななか、自分たちらしい出産と育児のかたちを見つけることができる「マタニティ&ベビーフェスタ」が行われました。大阪初開催となるイベントには、54社が出展。数あるブースのなかでも注目を浴びていたのが、産前産後の女性の体と心をサポートする「産前産後ケアホテル」です。
産後ケアホテルは、アジア諸国やヨーロッパなど海外では当たり前となっている地域も少なくありませんが、日本では未だ普及していないのが現状……。産後ケアの重要性について、「産前産後ケアホテル ぶどうの木 京都院」広報の齋藤樹奈さんに話を聞きました。
◆お母さんのための“リトリート施設”
出産後の身体は、交通事故と同等のダメージを受けているともいわれます。体力的にも精神的にも回復できていない状態で“お母さん”になることを求められますが、しっかりと心身を休めてゆっくり準備することが理想とのこと。「お母さんになっても、自分自身の人生を大切に過ごしてほしい」と齋藤さんは呼びかけます。
「ぶどうの木 京都院」では助産師が24時間体制で常駐し、授乳や育児の相談も受け付けているそう。また、しっかりと身体を回復させるため、お母さんの食事にもこだわります。
◆産後だけでなく“産前ケア“も重要
現代の女性は、日常的に体を動かす機会が減ったことから足腰が弱っている人が多く、出産時に赤ちゃんの通り道となる骨盤が緩んでいる人も多いそう。産後の回復を早めるためにも、産前から「骨盤ケア」をすることが重要です。
11月12・13日(土・日)にインテックス大阪で行われた「マタニティ&ベビーフェスタ大阪」では、骨盤ケアの重要性についてのセミナーが行われました。