【前原さん】 一般的に「食物繊維」を多く摂取しますと、糖の吸収を穏やかにして血糖値の急な上昇を防いでくれます。たとえば野菜スープや、具だくさんのみそ汁などにお餅を入れて食べるのは「太りにくい食べ方」と言えるかと思います。
――食物繊維を一緒に取るのが「太りにくい食べ方」のポイントなんですね。野菜やスープと一緒に食べることで、さらに腹持ちも良くなりそうですね!
【前原さん】 きな粉をたっぷりつけて食べるのも良いと思います。きな粉はたんぱく質が豊富(約36~37%)でありながら食物繊維も多く含まれている(約17~18%)スゴい食品です。
きな粉にお砂糖を加える方も多いと思いますが、カロリーや血糖値が気になる方は控えめに。おいしいきな粉であれば、お砂糖は無くても十分美味ですよ。
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いかがでしたか?「お餅が太りやすい」と言われるのは、ついつい食べすぎてしまうことが原因としてあるようです。「体重増加が気になるけどお餅を食べたい」という人は、適量を守って、食物繊維を一緒に取ることを心がけてみてくださいね。
【太りにくいお餅の食べ方】
・おいしくても食べ過ぎは厳禁!
丸餅だと3個、切り餅だと2個が、おおよそご飯お茶碗一杯と同じカロリー
・食物繊維やたんぱく質を一緒に取れば、血糖値の急な上昇を防いでくれる
・おすすめの食べ方は、野菜スープや具だくさんみそ汁、きな粉餅など
※1日本食品標準成分表2020年版(八訂)より引用
※2農林水産省ホームページより引用
(取材・文=中口のり子)