山口県下松市の笠戸島にある下松市栽培漁業センターで養殖に成功した注目の食材「笠戸ひらめ」。そんな笠戸ひらめをブランド化し、下松商工会議所と地元企業が力を合わせて『笠戸ひらめパエリアの素』を開発、販売している。
笠戸ひらめパエリアの素には、笠戸ひらめはもちろん、きのこ・来巻にんにく・笠戸島レモンの4つの食材が入っている。エビ・アサリ・ミニトマト・アスパラ・パプリカなどをいっしょに調理すれば、パエリアが完成した時の見た目が鮮やかになり、味の変化を楽しむこともできる。
メイン食材である笠戸ひらめの特徴は大きく分けて4つ。1つ目は、一年中食べられること。実は、夏場にヒラメを出荷する養殖場は少ない。そんな中、下松市栽培漁業センターは手間暇を惜しまず、たしかな技術と努力により、一年中安定した品質で供給できるようになっている。
2つ目は、「萩の夏みかん」を使用していること。えさに山口県萩市で生産される萩の夏みかんのエキスを配合することで、「鮮度がよくなった」「身がキレイ」と料理人や食べた人からも好評だという。
3つ目は、笠戸ひらめの「筋力」。特に、ジャンプ力は軽く水槽を飛びこえていくほどで、そんな筋力の持ち主だからこそ、エンガワのようなコリコリとした食感が生まれるとのこと。下松市栽培漁業センターでは、魚の健康を第一に、海水の温度変化などに気を配りながら育てている。
4つ目は、よく食べよく育つこと。養殖する水槽を緑のLEDライトで照らすことが秘訣で、ひらめの食欲が増し、健康で元気に育つという。