3年ぶり 大阪・北新地に花魁(おいらん)、白龍練り歩く! 「堂島薬師堂 節分お水汲み祭り」早春の夜、華やかに | ラジトピ ラジオ関西トピックス

3年ぶり 大阪・北新地に花魁(おいらん)、白龍練り歩く! 「堂島薬師堂 節分お水汲み祭り」早春の夜、華やかに

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 節分の3日、大阪・キタの堂島から北新地一帯で恒例行事、「堂島薬師堂 節分お水汲み祭り」が開催された。

艶やかな花魁(おいらん)姿が3年ぶりに 第8代北新地クイーン・あゆかさん <2023年2月3日 大阪・北新地>
第8代北新地クイーン・しょうこさん

 今年(2023年)は20回の節目。2021~22年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、お水汲み儀式と薬師堂での法要だけの縮小開催だったが、3年ぶりに北新地クイーンによる華やかな花魁(おいらん)行列や、龍の舞が復活した。

「白龍」は堂島・ビジュアルアーツ専門学校の学生有志による「チーム宝龍」が担ぐ
新調された「白龍」堂島薬師堂に祀られる弁財天の化身

 堂島薬師堂は、593(推古天皇元)年、勅命により聖徳太子が難波の荒陵(あらはか)に四天王寺を造営した際、難破した資材運搬船が漂着した中洲にお堂を建てたのが起源と伝えられる。

堂島薬師堂(手前)と堂島アバンザ
薬師堂での法要 静寂な空間に集う<2023年1月20日>

「東は玉造に四天王寺を作り、西の方 洲(しま)の中に御堂を建立」との記録も残っており、川に挟まれた「堂島」の地名はこのお堂に因んだという。

 かつて、堂島薬師堂には井戸があり、その水を汲み、本尊の薬師瑠璃光如来にお供えしたという。これがお水汲みの始まりとされる。

薬師堂が一年を通じて最も華やぐ「節分お水汲み祭り」
薬師堂前の橋には外国人観光客の姿が戻った

 堂島川と曽根崎川に挟まれたこの地は、江戸時代初期に豪商・河村瑞賢によって曽根崎川が埋め立てられて、「新地」と呼ばれるようになった。

薬師堂脇の池には「堂島薬師堂弁財天」(通称・水かけ弁財天) 財福・商売繁昌のご利益が
毎朝の出勤前、弁財天に手を合わせる女性「一日の始まりはここから」
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