JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」(大阪市北区大深町)に18日、新たに地下ホームが開業した。
新・地下ホームでは、関西空港と結ぶ特急「はるか」(大阪・関西空港間 快速の乗車時間が従来の1時間7分から20分短縮され47分に)、和歌山方面と結ぶ特急「くろしお」(大阪・和歌山間 快速が従来の1時間30分から33分短縮され57分に)、これまで新大阪止まりだった在来線「おおさか東線」が乗り入れ、大阪・キタの中心・梅田エリアから南東部へのアクセスが向上する。
また、駅コンコースでは「顔認証」で通過できる改札機などの駅設備を導入する。これはJR西日本にとって最も画期的な取り組みで、大阪駅・うめきた地下口と、新大阪駅・東口に「顔認証改札」を設置し、乗客の顔をキー(鍵)とする新たな”チケットレス認証手法”として、 大日本印刷などとともに検証する。
そして、ホーム(大阪駅21番線 22〜24号線は今後設置予定)には、「フルスクリーンタイプ」のホームドアが設置される。高さが地下ホームの天井まである“フルスクリーン”タイプでの導入は世界初。
特急や在来線などさまざまな列車が乗り入れるホームで、列車によっては扉の数が異なる。2031年には「なにわ筋線」も開業予定で、相当な種類の列車が入線する。こうしたことから、従来の固定式のホームドアでは対応できないことが課題となっていた。
将来的には、AIロボットによる乗車券販売なども視野に入れるという。