JR西日本はこうした取り組みを具体化するため、新ホームと地上部分を「JR WEST LABO(ウエストラボ)」と名付け、“未来駅への挑戦”を目指して最先端技術の実用化を進める。
うめきた2期工事のエリアでは、大阪・関西万博が開幕する2025年までビル建設工事が進む。今後は段階的に地下ホームへの進入可能エリアが増えることになる。開業した3月18日現在では、新設された地下ホームへの進入は、大阪駅西口を経由する。
渡辺弘幸・JR大阪駅長は「感無量の思い。これまで悲願、念願だった、『はるか』や『くろしお』の大阪駅乗り入れが実現するなど、大阪駅のポテンシャルが上がる。顔認証改札など新しい仕掛けのもと、進化する駅でありたい。 そして、その進化を後世に伝えたい。特に関西空港からのアクセスが向上するため、海外からの玄関口となるようアピールしたい」と意気込みを語った。
この日午前、新ホームで出発式が行なわれ、開業記念式典が大阪駅北側の複合商業施設「グランフロント大阪」のUMEKITA SHIP HALL(ウメキタシップホール)で開かれた。