◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」
岐阜県第二の都市・大垣。地下水資源が豊富なことから“水の都”と呼ばれ、松尾芭蕉の「奥の細道」のゴール地点としても知られています。街の中心にある大垣城は、関ケ原の合戦で西軍・石田三成が本拠にしたところで、春は大垣公園から水門川の散策道にかけて見事な桜が咲き誇ります。
そんな「大垣」と薄墨桜で有名な「樽見」の34.5キロメートルを結んでいるのが、樽見鉄道。国鉄樽見線から1984(昭和59)年に第3セクターとして開業し、JRとの共同使用駅「大垣」の主に6番ホームから発車します。普段はのどかなローカル線ですが、春は沿線の桜を愛でる多くの花見客でにぎわいます。
1両のカラフルなワンマン列車・ハイモ330は、しばらくはJR東海道線と並走。「東大垣」を出発すると、木曽三川のひとつで豊かな流れの揖斐川を渡ります。全長321メートル・6連のトラス橋は、かつて御殿場線で使用されていたもので、明治時代の重厚な橋梁が今もしっかり役割を果たしています。
「横屋」を経て、「十九条」を過ぎたころから、両サイドに広がる柿畑が壮観。同駅のあたり、瑞穂市は、富有柿の発祥の地なんです。
「美江寺」の次、「北方真桑」で列車は行き違い。ここには高校が4校集まっており、朝夕は通学生たちが多く利用します。また伝統野菜「マクワウリ」の名産地でもあるんです。
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