のどかな景色の中を進み「水鳥」に到着。これで「みずとり」ではなく「みどり」と読みます。ここには濃尾地震の震源となった根尾谷断層があり、地震断層観察館で保存展示されています。
「水鳥」を過ぎて、最後の橋梁とトンネルを抜けると、終点の「樽見」。ここに究極の桜があるんです。樹齢1500年・高さ16メートル・長さ27メートルの1本の巨大桜。満開時は薄いピンクでも、散り際には薄墨のような色になることから薄墨桜と名付けられました。夜のライトアップされた姿も壮観です。
始発「大垣」から約34キロメートルを走り抜ける約1時間の旅。普段は「樽見」までは日中90分おきの運行ですが、桜の季節は臨時増発で多くの花見客をさばきます。なお桜とセットで人気のあった「うすずみ温泉四季彩館」は、指定管理者変更のため当分の間は休館となっていますのでご注意ください。
清流・根尾川を縫うように走る樽見鉄道。桜の季節はもちろんですが、歴史的遺産の橋梁をいくつも渡りながら緑の中を進むレールバスを、ぜひ一度体験してみてください。(羽川英樹)
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