《相次ぐ少年事件記録廃棄》「“生きた証(あかし)” 裁判記録は紙切れ同然」 京都・亀岡市 暴走事故11年 落胆の父に亡き娘「微笑んでくれた」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《相次ぐ少年事件記録廃棄》「“生きた証(あかし)” 裁判記録は紙切れ同然」 京都・亀岡市 暴走事故11年 落胆の父に亡き娘「微笑んでくれた」

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 最高裁は全国56家裁・支部の少年事件52件について、廃棄された経緯や原因などを個別に調査している。美則さんは3月に最高裁へ出向き、記録保存のあり方について意見を述べた。最高裁は5月にも報告書をまとめ、調査結果を公表する。
 この日、美則さんが気丈に振る舞えたのは、幸姫さんの微笑みが背中を押してくれたから。「最高裁、いや日本の司法界には、今後二度とこうしたことが起きないような、取り組みを示してほしい。また自ら出向いて(最高裁の)話を聞きたい」と気持ちを引き締めた。

 1年前のこの日、北海道・知床遊覧船沈没事故(20人が死亡・6人が行方不明)が起きた。「関西からはるか遠い知床で、同じ日に悲しい思いをした方々がいらっしゃる。11年前に悲しい出来事を経験した私たちから、北海道に思いを寄せ、追悼の気持ちを共有したい」とも話した。

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