「子ども連れが安心して行ける飲食店に」 神戸のレストランオーナーが創り上げた“3000坪の遊び場” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「子ども連れが安心して行ける飲食店に」 神戸のレストランオーナーが創り上げた“3000坪の遊び場”

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 街の公園では「ボール遊び禁止」「大声を出さない」といったルールが増え、遊び場はある反面、のびのびと楽しめないことも多い。子ども連れで行ける飲食店があまりないとの不満を持つ声もよく聞く。『ガーデンレストラン風舎』(神戸市兵庫区)のオーナー・上原功士さんもそんな親のひとりだったという。

 上原さんは自身が親となって初めて「子どもを連れて行ける飲食店があまりない」ことに気が付いたという。「世の中のパパさん・ママさんはどこで外食しているんだろう」と考えたのは、ちょうど自身が店のオーナーになったばかりのタイミングだった。「自分の店は子連れでも明るく迎える場所にしよう!」と思い立ち、3000坪の自然あふれる敷地に店があることをいかして庭には輪投げやトランポリン、ブランコを設置した。

庭に設置されたブランコ
庭に設置されたブランコ

「お母さんがゆっくり食べているあいだにお父さんが子どもと一緒に遊び、その姿を見てお母さんがほほえむ……そういった穏やかで優しい時間を作る努力をしています」と上原さん。

輪投げやトランポリンも楽しめる
子どもたちの笑顔は見ているだけで幸せな気持ちに

 神戸駅から車で15分ほどのところにある同店。標高約300メートルに位置し、神戸の市街地や大阪湾の方まで見渡せる環境だ。豊かな自然の中で鳥のさえずりを聞きながら過ごすことができるうえ、新鮮な空気を味わいつつ楽しめるバーベキューは自慢のサービスのひとつ。遠方から初めて来た人はもちろん、近くに住んでいる人からも「こんな場所があるなんて知らなかった!」と驚きの声があがるそうだ。

 しかし、オーナーとなってすぐに突入したのがコロナ禍。当初はどのように手を打てばいいのかわからず戸惑ったと上原さんはいう。SNSなどネットを駆使した方がいいのではと思い立ち、整備を行った。今ではインスタグラムを精力的に活用している。

眺望が魅力のテラス
眺望が魅力のテラス

 広大な敷地にはブルーベリー園や乗馬クラブもあり「夢の国へ迷い込んだような感覚が味わえる」と利用客の評判も高い。ブルーベリーの実りの時期は7月後半から1か月ほどで、ちょうど夏休み期間にあたる。

3,000坪の敷地がある
3,000坪の敷地がある

 利用客の満足度だけでなく、共に働くスタッフたちの“働きやすさ”にも力を入れるのが上原さん流。例えばレストランでは『働き方改革』を取り入れ、週休二日制を採用。基本月曜と火曜が定休日だが、どちらかが祝日であっても必ず休みにしている。

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