丸谷聡子・明石市長「市政運営に緩急を…市民と対話、一緒につくる明石のまち」ラジオ関西・生放送出演 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

丸谷聡子・明石市長「市政運営に緩急を…市民と対話、一緒につくる明石のまち」ラジオ関西・生放送出演

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 これまで、泉氏とは市長と議員の関係で、一定の距離を空けて“是々非々”で議論してきた。泉氏の手腕や政策については一定評価はしていたが、市民の声をしっかりと議会に届ける議員の立場として、不足する部分などはその都度、指摘や提案をしていた。
 そもそも、「泉派」ではない。泉氏はこの点を評して「議会でも、私に正面から意見できる、文句が言える、悪口が言える人。決しておもねるようなタイプではない」と言い切った。

 市民の「声なき声」を届けるのが議員。しかし市長は全体を見ながら、すべての市民に思いを伝えなければならない。選挙戦の遊説先で、多くの市民から声を掛けられた。どこへ行っても、伝わってくるのは「泉市政の継続を」という思いだった。泉氏に対する市民からの高い評価をひしししと感じた1週間だった。

 重点政策は数多くあるが、丸谷市長は実効性の高い次の2点を挙げた。

 まず、市民の日常生活に直結する「経済支援」について、市民全員サポート券(明石市ではすでに2回実施)の配布。
 全市民に均等割で、市内限定の「サポート券(金券」を配布し、市内事業者(大規模店やコンビニエンスストアなどは除外)を支援する予定。 財源は全額、国からの臨時交付金。財源も確保できる見込みだったことから公約に掲げた。市民と市内事業者を守る。

 2点目は、泉氏とは異なる「合意形成、対話の重視」。タウンミーティング(毎月1回を予定)を行い、市民とともに街の課題を考える。社会的問題を解決するための「ソーシャルイノベーション」を専門分野に、同志社大学大学院で博士号を取得したこともあり、一方通行ではない、対話を重視した合意形成を図りたいとした。そのために市役所内での専門部署の立ち上げも構想に入れている。

 出馬を公表した3月25日、会見でクローズアップされたのは、泉氏が続けてきた「トップダウン型」に対して、丸谷市長が理想とする「ボトムアップ型」という市政運営のあり方だった。
 確かに、泉氏はブルドーザーで地ならしをして耕すような手法でスピード感があった。そういう意味では基礎がしっかり出来上がっている。
 丸谷市長は、「そこから丁寧に積み上げることも大事。ただ、すべてボトムアップにすると時間を要するため、緩急を付けながら進めたい」と述べた。

 金魚すくいが得意。市議時代、地域の行事でたまたまチャレンジしたところ、ポイの上に金魚がピタッと横になって、どんどんすくうことができたという。泉氏はここにも注目、「気長に、丁寧に」という、自身にはない”しなやかさ”を持った丸谷市長を後継に指名、選挙戦圧勝に導いた。

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