自宅で本格ナポリピッツァを手作りしたい →その道17年のピザ職人が“おいしいレシピ”を伝授します! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

自宅で本格ナポリピッツァを手作りしたい →その道17年のピザ職人が“おいしいレシピ”を伝授します!

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 イタリアの国民食として愛されているピザ。日本でもイタリアンの店は多く、ピザは老若男女に愛されている。店で食べたりデリバリーで注文したりするのももちろんいいが、自宅でピザ作りに挑戦するのはいかがだろうか。地元で長年愛されるイタリアンレストラン「アルティスタ」(神戸市東灘区・六甲アイランド)ピザ職人の伊藤克俊さんにおいしいピザのレシピを聞いた。

 伊藤さんは、兵庫県赤穂市にある人気イタリアン店「さくらぐみ」で初めて食べたナポリピッツァとナポリ料理に衝撃を受けてピザ職人になろうと決意。もともと明石の有名ピッツェリアでピザ職人として働いていたが、アルティスタのシェフである中村さんに声をかけられて今年3月から同店で働き始めた。店に加わるにあたり、ピザ窯を導入し六甲アイランドで初めての本格ナポリピザを提供できる店となった。

アルティスタの外観
アルティスタの外観

 伊藤さんによると、ピザの焼き上げには経験がものをいうそう。季節によって生地の配合や窯の温度を微調節しているというが、夏場や梅雨の時期は湿気が多く調節に苦労するようだ。

 また、同店で使用しているのは薪窯ではなくガスで火をつけるガス窯。神戸ファッションマートという商業施設に入っている店舗のために薪が使えずガス窯を使用しているということだが、最近では本場ナポリでもガス窯を使用する店が増えてきているそうだ。

一枚一枚、窯で焼き上げる
一枚一枚、窯で焼き上げる

 さて、今回伊藤さんに教えてもらったのは“経験がなくても作れるレシピ”。窯を使わないピッツァフリッタ(揚げピザ)のため「気負わず手軽に作れるのでためしてほしい」とのことだ。

【生地の材料】
・ドライイースト 3グラム
・強力粉 850グラム
・塩 25グラム
・水 500ミリリットル
・オリーブオイル 少量

【具の材料】
・モッツァレラチーズ
・リコッタチーズ
・サラミなどのハム類
(すべてお好みの量)

【作り方】

〈1〉生地の材料を全て混ぜ合わせこねる
〈2〉生地を約100グラムずつに分け、丸くまとめ4〜5時間ほど常温で寝かせる
〈3〉倍くらいの大きさまで膨らんだら、生地を広げていく
〈4〉広げた生地の半分にリコッタチーズ、モッツァレラチーズ、サラミなどのハム類をちらす
〈5〉生地で具を包むよう半分に折りたたみ、ふちを閉じる
〈6〉180度の油できつね色になるまで揚げる

 油で揚げるレシピだが、250~300度に熱したオーブンで焼いてもいいそうだ。

 今年でピザ職人歴17年となった伊藤さんに思い入れの強いピザを教えてもらったところ、マルゲリータと2つ折りのピザ・カルツォーネのハーフ&ハーフである「ルーナロッサ」だという。

「マルゲリータはバジルの緑・モッツァレラチーズの白・トマトの赤がイタリア国旗を表しているとされるナポリの代表的なピザ。カルツォーネはリコッタチーズやモッツァレラチーズなどをたっぷり包んで焼いています。“Luna Rossa(ルーナロッサ)”とは「赤い月」を意味していますが、その名の通り三日月のような形なんですよ」(伊藤さん)

 同店のピザはグランドメニュー19種類と季節のおすすめ1種類の計20種類。イートインのほか、テイクアウトも可能。家に持って帰ったピザを温め直す際は電子レンジではなく、オーブントースターを使用してほしいと伊藤さん。焦げやすいため、食べる分だけを注意しながら焼くとパリッと仕上がるとのこと。

アルティスタで提供しているピザ
アルティスタで提供しているピザ
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