大阪の大動脈・メトロ御堂筋線開業90年 開業時の風景デザイン、記念1日乗車券発売へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪の大動脈・メトロ御堂筋線開業90年 開業時の風景デザイン、記念1日乗車券発売へ

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 1933(昭和8)年、日本初の公営地下鉄として大阪で開業(梅田~心斎橋間)したOsaka Metro(大阪メトロ) 御堂筋線が、2023年5月20日(土)に開業90周年を迎える。
 そこで大阪メトロが同日から「御堂筋線開業90周年記念1日乗車券セット」を、限定3000セット発売する(公式オンラインショップで在庫がなくなり次第終了)。

1日乗車券(地下鉄開業案内ポスター)※画像提供・Osaka Metro
1日乗車券(開業当初に導入した車両)※画像提供・Osaka Metro

 乗車券セットは、地上で牛にひかれて運搬される車両や、開業案内のポスター、エスカレーターが設置された開業時の心斎橋駅ホームなど、御堂筋線にゆかりのある写真やポスターを券面にデザイン。
 当時の各駅の写真や御堂筋線90年のあゆみを記した特製記念台紙にセットし、さらに特製クリアファイルをつけた。

1日乗車券(開業当時の心斎橋駅ホーム)※画像提供・Osaka Metro
1日乗車券(牛にひかれて運搬される車両)※画像提供・Osaka Metro

 大阪の大動脈・御堂筋線は、時代とともに営業区間を広げていく。

 開業2年後の1935(昭和10)年には、心斎橋から難波へ延伸し、「阪急神戸・南海和歌山市間懸賞レース」も企画され、鉄道アクセスの向上をPRするため、有名俳優が紅白に分かれてレースに出場し、どちらが勝つか、所要時間も含めて予想する企画もあった。

「御堂筋線開業90周年記念1日乗車券」台紙表面 ※画像提供・Osaka Metro
「御堂筋線開業90周年記念1日乗車券」台紙中面 ※画像提供・Osaka Metro

 その後、天王寺へ延伸、太平洋戦争後の1960年代はあびこ(我孫子・大阪市住吉区)、新大阪まで伸ばし、1970(昭和45)年の大阪万博時には江坂から北大阪急行電鉄との相互直通運転(千里中央まで乗り入れ)を開始した。
現在は北大阪急行・千里中央からなかもず(中百舌鳥・大阪府堺市)までの営業区間30.4キロと、 大阪市内の中央を南北に縦貫している。

 
※輸送人員は、2017年度・4億3004万5387人(「大阪市交通局」時代)
       2018年度・4億3967万7436人(この年の4月、民営化され「大阪メトロ」へ)
       2019年度・4億3375万4068人
       2020年度・3億 992万7712人(新型コロナウイルス感染拡大の外出自粛、減便)
       2021年度・3億2844万7,884人             
  
    コロナ禍でも大阪メトロの「ドル箱路線」らしく、多くの乗客を運ぶ。

大阪メトロ・現在の御堂筋線(30000系) ※画像提供・Osaka Metro

《御堂筋線開業90周年記念1日乗車券セット》

◆販売期間
2023年5月20日(土曜日)0時から2023年12月31日(日曜日)23時59分まで
※限定3,000セット。在庫がなくなり次第販売終了。
※1人5セットまで購入できる

◆ セット内容
1日乗車券(大人) 4枚入り(特製記念台紙及び特製クリアファイル付き)

※1日乗車券のデザイン
牛にひかれて運搬される地下鉄車両(旧西横堀川・新町橋付近)
エスカレーターが設置された開業当時の心斎橋駅ホーム
地下鉄開業案内ポスター
保存車両100型105号車(開業当初に導入された10両のうちの1両)

◆ 販売価格
1セット 3,500円(税込)

◆有効期間
2023年5月20日(土曜日)から2024年9月30日(月曜日)までの1日(1枚につき)

◆有効区間
Osaka Metro 全線
大阪シティバス 全路線(IKEA 鶴浜行バス及びユニバーサル・スタジオ・ジャパン行きバス、空港バス、オンデマンドバスを除く)


 【Osaka Metro 公式オンラインショップ「Osaka Metro ショップ」(会員登録が必要)】

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