復興45年、宮中法会「御懺法講(おせんぼうこう)」京都・三千院 フランスから訪れた女性、雅楽と声明の響きに「まるで讃美歌」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

復興45年、宮中法会「御懺法講(おせんぼうこう)」京都・三千院 フランスから訪れた女性、雅楽と声明の響きに「まるで讃美歌」

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 ヨーロッパを中心に、多くの外国人観光客が戻った三千院の境内で、多くの人々が足を止めて声明と雅楽の響きに耳をすませた。
 フランス・アルザスから訪れた女性は、「まるで讃美歌のよう。私もアルザスの教会でミサに参列したことがあるが、より繊細な響きに感動した。山里で鳥がさえずる中、聖なる空間で時間を忘れて聞き入り、日本の宮廷文化を知ることができた」と話した。

三千院・宸殿は御懺法講を今に伝える道場
フランス・アルザスから訪れた女性「初めて接した仏教音楽に感動 キリスト教会の讃美歌のよう」

 仏教音楽・声明は中世ヨーロッパの典礼音楽・グレゴリオ聖歌と並び称され、近年ではコラボレーションされることも多くなった。浄瑠璃や能の源流ともされ、京都・大原は声明の聖地と称される。

※京都五ケ室門跡とは、妙法院門跡(三十三間堂)・三千院門跡・青蓮院門跡・曼殊院門跡・毘沙門堂門跡の五か寺。門跡寺院とは門主(住職)が皇室、あるいは摂関家によって受け継がれてきた寺院。

三千院・御殿門(ごてんもん)石組みは近江国・坂本の石工、穴太衆(あのうしゅう)が積んだ
有清園の苔と一体となった「わらべ地蔵」
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