これからの暑くなる時期に飲みたくなるアイスコーヒー。「コールドブリューコーヒー」というメニューをカフェなどでも見かけることがあるが、一般的なアイスコーヒーとは違うのだそうだ。どのような違いがあるのか、『タリーズコーヒー 神戸ファッションマート店』(神戸市東灘区・六甲アイランド)の店長・西本ひかりさんに話を聞いた。
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アイスコーヒーは一般的に、湯で抽出したコーヒーを冷やして作ったものを指す。一方、コールドブリューコーヒーと呼ばれるものは、コーヒーの抽出に冷水を使用する。そのため抽出に8時間以上の時間を要するが、苦味や渋みのもとになる成分は水には溶け出しにくいというメリットがあり、高温で抽出したものと比較するとクリアでまろやかな味わいになる。
タリーズコーヒーでも、水を張ったポットに入れるだけで水出しアイスコーヒーを作ることのできるコーヒーバッグを扱っている。1袋に対して500ミリリットルの水を入れ8時間冷蔵庫で抽出することで家庭でもおいしいコールドブリューコーヒーが楽しめるそう。
「夜寝る前に仕込んでおくと朝には飲める状態になっています。通常のアイスコーヒーに比べ、すっきりとした味わいで飲みやすいです。父の日のプレゼントとしても人気があります」(西本さん)
水出しコーヒーを効率的につくるなら容器にもこだわった方がいいと西本さん。例えば、同店で扱う「タリーズコーヒー×マンハッタンポーテージ ウォーターボトル」は、軽くて丈夫な素材・トライタン製で割れにくいのが特徴。1983年、ニューヨークで誕生したファッションブランド・マンハッタンポーテージとコラボしたアイテムで、横にして置くこともできるので、アウトドアでの利用にも適しているという。
一方、湯を使ってコーヒーを淹れる場合はいくつかのテクニックを要する。湯を注ぐ際は“細くゆっくりと”注ぐのがポイントだそうで、これを意識すればおいしさがぐっと増すと西本さんは語った。