ホント? 嗅ぐだけで体感マイナス4度! ミントの香りで猛暑を涼しく過ごすテクニック | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ホント? 嗅ぐだけで体感マイナス4度! ミントの香りで猛暑を涼しく過ごすテクニック 

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 すっかり季節は夏に突入、気温も30℃超えの日々が続いています。少しでも暑さを和らげて過ごしたいところですよね。そこで最近筆者が入手したのが「ミントの香りを嗅ぐだけで体感温度が下がる」という情報。これが本当なら、手軽に涼を得られることになりとても良い方法だと思いませんか?

 とはいえ、“嗅ぐだけ”で体感温度が下がるなんてことはあり得るのでしょうか。アロマテラピー資格の認定や学術調査研究を行う『公共社団法人 日本アロマ環境協会』(東京都渋谷区)に話を聞きました。

 日本アロマ環境協会によると、資生堂の香料開発室が行なった実験にて「ミントの香りを嗅ぐだけで、体感温度を最大4度下がることが確認されています」とのこと。

 実験の内容は「香りを嗅がない状態で水温28℃の水に手を入れて感じる体感温度」と「ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温32℃の水に手に入れて感じる体感温度」が同レベルだったというもの。この実験から日本アロマ環境協会は「スーッとするミントの爽やかな香りの感覚が体感温度にも影響したのだと考えられます」と説明。

 ミントの香りで体感温度が下がることは分かりましたが、“どのような場面”で“どのように嗅ぐ”のが良いのでしょうか。

「室内が暑い時にはペパーミントの精油入りスプレーを作って、室内にひと吹きするのがおすすめです。エアコンや扇風機など冷房器具がある場合には、先端にペパーミント精油を染み込ませたリボンをエアコンの送風口や扇風機の前面ガードにつけるのもいいと思います」(日本アロマ環境協会)

イラストのように精油を染み込ませたリボンを扇風機に装着し部屋に香りを広げる方法も

 外出時の使い方も教えてもらいました。

「コットンやティッシュにペパーミント精油を垂らして香りを嗅ぐだけで、不快感を軽減し暑さをやわらげることができます。ただし、精油の原液を直接皮膚に塗るのはNG。誤って原液が皮膚についた時は大量の水で洗い流してください」(日本アロマ環境協会)

「ペパーミント精油」自体は生活雑貨店などで入手が可能。ただし、安く販売されている「アロマオイル」などは天然の精油ではなく人工香料であることが多いので注意が必要とのことでした。

ペパーミントの精油は容易に入手が可能
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