神戸文化ホールは2023年、開館50周年を迎えた。ホールの老朽化にともない、2027年度以降に神戸の玄関口・三宮へ段階的な移転が予定されている。
これから3年にわたって記念事業が展開される。その第1弾が、マエストロ・山田和樹と大澤壽人を迎えた「ガラ・コンサート」。約1000人もの聴衆が割れんばかりの拍手を送った。
10月21日には反戦を題材としたバレエ「緑のテーブル2017~神戸文化ホール開館50周年記念Ver.~」(構成・振付・演出、岡登志子)を上演。神戸を代表するバレエカンパニー「貞松・浜田バレエ団」の貞松融代表(90)、振付家としても活躍する中村恩恵をはじめとする50人のダンサーが登場する。
さらに12月、「ハイドン『オラトリオ《天地創造》」コンサート(鈴木秀美指揮、神戸市室内管弦楽団など)、2024年1月には神戸ジャズ発祥100年にちなみ、音楽劇「ジャズ大名」(筒井康隆原作)が舞台化される。これら2023年度公演は、神戸にちなんだ「港町讃歌」シリーズとなっている。
続いて2024年度は、シェイクスピア生誕460年に当たることから「劇場讃歌」、2025年度は戦後80年と阪神・淡路大震災30年の節目を迎え、「人間讃歌」をテーマとした公演が予定されている。
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