兵庫県内の自治体と観光事業者、JRグループ6社や旅行会社が一体となって行う「兵庫デスティネーションキャンペーン」が、今年7月から9月まで展開されます。兵庫では14年ぶりとなる大型観光キャンペーンのテーマは、「兵庫テロワール旅」。テロワールとは、土地の個性を意味するフランス語で、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路という五国からなる兵庫県の食や文化を体感してもらおうと、期間中にいろんなイベントが開催されます。
神戸・ポートアイランドにある神戸ポートピアホテルでは、館内の各レストランで、兵庫五国の旬の味を取り込んだメニューが用意されています。そのなかで、今回は南館4階の「日本料理 神戸 たむら」にスポットライトを当てます。
「HYOGOスペシャリテ~夏編~ ランチ」というテーマのもと、同店が昼に提供するのは、「ひょうごのめぐみ 鱧天重ランチ」。メインは旬の淡路産の肉厚な鱧に、甘く瑞々しい玉ねぎ、しゃきっとした食感がたまらない姫路蓮根、磯の香り高い兵庫海苔などボリューム満点の天ぷらたち。ご飯は別添えでゴマとタレを混ぜた重箱入りの丹波産コシヒカリ。これに淡路産のスズキの洗い・兵庫県産トマトの茶碗蒸しサラダ・赤だし・デザートなどがついて5000円です。
また「たむら」で、7月6日~12日の6日間だけ、1日20食限定でランチに提供されるのが「ぬしま鰺(アジ)定食」。南あわじ市の沖合に浮かぶ沼島のブランド魚である「ぬしま鰺」。餌が豊富な岩礁で育った肉厚で黄金色の鰺は、魚を傷めないよう1本釣りで釣りあげます。主に関東の高級料亭に出荷されるため、今回は貴重な機会となります。お造りから始まり、フライ・南蛮漬け・ムニエル・つみれ汁とぬしま鰺を満喫できて5500円はお得価格です。
そして究極のぜいたくは、「HYOGOスペシャリテ~夏編~ ディナー」として「たむら」で提供される「ひょうごあじわい会席」。価格は2万5300円なり。
椀物には淡路玉ねぎやハモを投入。造りは由良の赤ウニと兵庫県産の太刀魚。メインの極上神戸ビーフ陶板ステーキは、淡路藻塩・玉ねぎソース・六甲みそだれでいただきます。そのあとの小鍋は淡路ハモとシャキシャキの淡路レタスのしゃぶしゃぶ。締めは揖保乃糸の冷製担々麺風・丹波黒鶏カレー・淡路ハモ天丼の3つから選べるというオールスター勢ぞろいのメニューとなっています。