ジュリー、ヒデキ、ゴロー…意外にロックだった70年代アイドルたち | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ジュリー、ヒデキ、ゴロー…意外にロックだった70年代アイドルたち

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【中将】 では次はこの番組には珍しく、洋楽をお届けしましょう。ベイ・シティ・ローラーズで「サタデー・ナイト」(1975)。

【橋本】 これは……ゴリエの「Pecori Night」(2005)じゃないですか!

【中将】 あれの元曲です(笑)。1970年代半ば、日本ではイギリス出身のベイ・シティ・ローラーズがブレイクして、女の子たちの間でグッズや、彼らの衣装にちなんだタータンチェックの服が流行しました。ロックだけどアイドル路線で、かわいい感じの曲が多いんですよね。

【橋本】 海外からもアイドルロック的な文化が入ってきていたんですね。

【中将】 ロックバンドをアイドル的に売り出す手法は日本でも海外でも存在したんですね。運営への反発でメンバーの出入りが激しく、ブームは2~3年で終わってしまいましたが、入れ替わりに日本でもこのベイ・シティ・ローラーズを模倣したバンドが世に出ました。その1つが、レイジーで「赤頭巾ちゃん御用心」(1978)。

【橋本】 これですよ! これぞアイドルロック!

【中将】 レイジーはハードロック好きが集まった大阪出身のバンドで、学生時代から「凄腕のバンドがいる」と話題になっていたそうです。1977年、朝日放送の『ハロー・ヤング』に出演してディープ・パープルの「BURN」を演奏したところ、かまやつひろしさんに認められデビューが決まりました。

【橋本】 若くして才能が認められたんですね。

【中将】 ところがレコード会社から求められたのはベイ・シティ・ローラーズのようなアイドルロックでメンバーは戸惑います。


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