ここ数年、台湾ブームが過熱しています。さらに最近では「台湾レトロ」ブームとして、台湾の伝統的で異国情緒溢れるどこかノスタルジックな建築や、雑貨、食文化なども注目を浴びています。
もちろん台湾旅行に行けると良いのですが、日本でも気軽に台湾レトロな気分を味わいたい! そこで今回は、関西で触れられる“台湾レトロ”を調査しました。
■薬膳鍋
健康や美容を意識した薬膳鍋があります。兵庫県三田市にある台湾料理店「台湾茶屋な菜」で提供されているのは「薬膳美人鍋 酸菜白肉鍋」。クコやナツメなどの様々な薬膳と、「桃膠(トウジャオ)」という桃のコラーゲンを加えた美容鍋で、台湾ならではの薬膳やスパイスを使用した料理が評判という同店の名物料理なのだとか。
白菜を酢につけて発酵させた「酸菜(サンツァイ)」がベースのさっぱりダシに豚肉を合わせ、「腐乳」とニラが効いた特製ダレにつけて食します。耳慣れない食材のオンパレードに、国内にいながら気分は台湾旅行!?
台湾料理として今や定番の、小籠包や大鶏排(ダージーパイ)なども併せ、食で異文化を体験するのも良さそうです。
■QQボール
B級グルメにも、台湾ブームの波が押し寄せています。中でも人気を集めているのが、台湾発のスイーツ「QQボール」です。
QQボールとは、台湾のナイトマーケットで人気の「さつまいも揚げ団子」のこと。さつま芋を練り込んだ生地をカリッと油で揚げた、熱々モチモチな食感が楽しい屋台グルメで、全長30センチのロング串はインパクト大です。
「若い方だけでなく、ほとんどの方が写真を撮られていますね」と話すのは、大阪府を中心に各地のイベントでQQボールなどを販売する「キッチンカーまると」(大阪府吹田市)オーナーの河野さん。素朴でどこかレトロな写真が撮れると、SNSでも話題の“映え”台湾スイーツです。