――今回の結果や、チーム、眞鍋監督の様子について。
【竹下】 悔しいですよね。でも、やっぱりコートに立っていた選手たち、監督を含めて、チームのみんなはもっと悔しいですよ。でも、監督はその悔しさからの(チームの)成長を期待していると思います。あと、あの人はただでは終わらないといいますか……(笑)、先を見据える力がすごいんですよ。ここからどうやって組み立てていくのかという方向にすでにシフトチェンジしているんじゃないかなと思います。ポジティブに勝てるように前向きに捉える人ですから!
――最後に、パリ五輪出場を目指す女子日本代表に期待することは?
【竹下】 ランキングを上げていけば、まだパリ五輪への出場の可能性はあります。ただ、口で言うほど簡単なことではないですよね。なかなかハードです。気になるのは中国が出場権を取っていないというところ。まだまだパリ行きが決まっていない強豪はたくさんいますし、これから(日本も)必死な戦いが続くと思います。維持するのも大変なのにさらにパワーアップも必要。ここで出場権が取れなかったのは非常に悔しいですが、日本中に勇気をくれた戦いでした! 気持ちにメリハリをつけて、次に進んでほしいです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
今後の女子バレーボールのパリ五輪出場については、「FIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)2024」の予選ラウンド終了時点のFIVB世界ランキングで、すでに出場権を獲得した7か国(ドミニカ共和国、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ、ポーランドと、開催国のフランス)を除く上位5か国に出場権が与えられます。そのランキングについて、女子は2024年6月17日に確定します。
なお、出場チームの優先権は、(1)出場権を獲得した国がない大陸(アジア・オセアニアと、アフリカ)の国、(2)出場権を獲得していない国となっています。日本は現在ランキング上位の中国(6位)を上回ってアジア最上位になるか、上回れなくても(2)にあたる残り3枠に入ることが、パリ行きの条件となります。
※ラジオ関西『竹下佳江のいいな117ヴィクトリーナ』2023年9月25日放送回より