“舞台芸術と観光”学ぶ豊岡の学生に地元産米を贈呈 JA共済連兵庫「コウノトリのように羽ばたいて」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“舞台芸術と観光”学ぶ豊岡の学生に地元産米を贈呈 JA共済連兵庫「コウノトリのように羽ばたいて」

LINEで送る

この記事の写真を見る(8枚)

 兵庫県立芸術文化観光専門職大学(豊岡市)の学生に、このほど、JA共済連兵庫から地元産のコシヒカリ「コウノトリ育むお米」200キロが贈られた。

贈呈式の様子
贈呈式の様子

 劇作家の平田オリザ氏が学長を務める同大学では、現在1~3年生の計250人の学生が、演劇を中心とした舞台芸術と観光について学んでいる。1年次は全寮制のため、全国から集まった1年生(今年度は86人)は全員学生寮での自炊生活を送っているが、昨今の値上げラッシュで厳しい生活となっている学生も多いという。JA共済連兵庫は「元気に学生生活を送ってほしい」と考え、学生への米の寄贈を決めたとしている。

兵庫県立芸術文化観光専門職大学
兵庫県立芸術文化観光専門職大学

「コウノトリ育むお米」は、野生のコウノトリの生息環境に配慮し、無農薬・減農薬で栽培された米。野生のコウノトリは、同大学が立地する豊岡市の手がけるコウノトリ野生復帰事業により、400羽にまで増えている。

コウノトリ育むお米
コウノトリ育むお米

 今回贈られたのは、2キロ入り100袋の計200キロ。10月23日の贈呈式で平田学長は、「学生たちは但馬の食を楽しんでいるが、『コウノトリ育むお米』は高価なのでなかなか食べられないと思う。今年からは留学生も来ているので、海外にも但馬のお米のおいしさを伝えていってほしい」と謝意を込めて述べ、「この大学を“巣立った”あと、但馬の魅力を紹介する『観光大使』になれる人材を育てていきたい」とあいさつした。

兵庫県立芸術文化観光専門職大学 学長の平田オリザ氏
兵庫県立芸術文化観光専門職大学 学長の平田オリザ氏

 一方、JA共済連兵庫 本部長の三森京介さんは、「『コウノトリ育むお米』は物語性もある。ぜひたくさん食べて学生の皆さんの活力にしてほしい」と話し、米生産者でもあるJAたじま組合長の太田垣哲男さんは、「夏の猛暑の中、丹精込めてお米を育てた農家の皆さんにも思いを馳せながら食べて、コウノトリのように大きく羽ばたいていただきたい」と期待を寄せた。

JA共済連兵庫 本部長の三森京介さん
JA共済連兵庫 本部長の三森京介さん
JAたじま組合長の太田垣哲男さん
JAたじま組合長の太田垣哲男さん
LINEで送る

関連記事