希少な海外ローカル・プレミアムチョコレートの専門カタログ・ウェブサイト『幸福(しあわせ)のチョコレート』が公開され、予約販売が11月1日にスタートしている。株式会社フェリシモが手がける同企画は、毎年バレンタインデーとホワイトデーに向けてサイトとカタログを展開しており、今シーズンは31の国と地域から95ブランド165点が集結した。
世界中のショコラティエに呼びかけセレクトした珠玉のチョコレートの中から、特に注目の6つを紹介する2回シリーズ。第2回は後半3つを取り上げるとともに、バイヤーの思いを伝える。
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(4)フランス「ROY(ロワ)」から ミルクキャラメルチョコ&ダークチョコ
知ったら最後。絶対的王者の風格が漂う極薄の塩キャラメルチョコ。一箱9000円と手を出しにくい価格ながら毎年人気が高い理由は、一口食べてみれば納得してしまう。世界中で人気の塩キャラメルチョコのルーツをたどると、十八番はフランスなのである。これ以上ないほどバランスの整ったチョコとキャラメルの風味、上品な塩味。1枚1枚大切に、目を閉じて味わいたい。
(5)【初上陸】ニュージーランド「ネオストチョコレート」のフレーバーチョコ
健康志向が地域に根付いているからこそ生まれた、時代の先端をいくルバーブ使用したチョコ。ルバーブとは、真っ赤なセロリのようなフキ(蕗)のような野菜で、欧米ではジャムやパイのフィリングとしてポピュラーな存在だ。まろやかなカスタードと合わせ、ダークチョコでカバーした甘酸っぱさにキュンとする。独自の進化を遂げるニュージーランドのチョコには今後も大注目だ。
(6)【初上陸】メキシコ「オスクロプーロ」のペカンナッツチョコ
メキシコがチョコレート発祥の地というのはご存じだろうか? メキシコのカカオは、なんと5000年の歴史があるそうだ。そんなメキシコ産のカカオを使用し、現代最先端のショコラティエが作るのは、軽い食感とビターな味わいの大人なチョコ。ペカンナッツを厚めのダークチョコでカバーし、サクッと香ばしい味わいとカカオのほろ苦さとコクが楽しめる。同企画を担当するチョコレートバイヤー・みりさんが「今年の顔は間違いなくオスクロプーロ」と豪語する一品。