「笑顔でつながる、世界の輪」大阪・関西万博500日前に思う アートディレクター・水谷孝次さん | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「笑顔でつながる、世界の輪」大阪・関西万博500日前に思う アートディレクター・水谷孝次さん

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 「MERRY PROJECT」は2021年3月、万博1500日前イベントとして、大阪・心斎橋から大阪城まで、万博の機運醸成のためのクリーンアップと笑顔の傘のパレードを開催。
 2022年3月、万博3年前を迎えたドバイ万博では、笑顔の傘のパレードから笑顔の凧まで、様々な活動を展開した。

 しかし、ドバイ万博会期中の2月24日に、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。戦時下の中で行われた万博でもあった。

 戦争が始まると、ウクライナ館の中は、世界中の人々からの「平和」と「自由」を求めるメッセージを、参加者が紙に書いて壁に貼り付けていくプロジェクトがスタート。
 日を追うごとに1階から4階までの壁が埋め尽くされ、それだけで「コミュニケーションアート」になっていた。

 ウクライナ館に入った瞬間、胸がいっぱいになった。

 笑顔を通じて世界平和を願う「MERRY PROJECT」として、メッセージとともに折り鶴を貼ると、背中越しから「Thank you」と、ウクライナ人の母子に声をかけられた。
 この母子は、日本の折り鶴の意味を知っていたのだ。「平和を願ってくれてありがとう」という深い感謝の気持ちを込めていた。
 そして私は、「2025年大阪・関西万博でまた会いましょう」と言って別れた。

 ドバイ万博の最終日、このメッセージカードは数万枚を超えたといい、今後、前線の兵士やウクライナ国民を勇気づけるために活用されるそうだ。

 そして2022年7月、万博1000日前には、大阪・千日前商店街や千里・万博記念公園などでPR。

 万博2年前の2023年4月には大阪市・住之江区の大和川周辺で、笑顔のSDGsドレスのファッションショー、川辺の大クリーンアップなど大きく盛り上がった。

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