「笑顔でつながる、世界の輪」大阪・関西万博500日前に思う アートディレクター・水谷孝次さん | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「笑顔でつながる、世界の輪」大阪・関西万博500日前に思う アートディレクター・水谷孝次さん

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急ピッチで建設が進むリング<2023年11月27日撮影 大阪市此花区・夢洲(ゆめしま)>
リングの着工は全体の35%に<2023年11月27日撮影 大阪市此花区・夢洲(ゆめしま)>

 みんなで笑顔で協力して、一つのリング・輪になる時。コロナ禍で分断された「世界とのつながり」を体験する場を作りたい。

 最初は短くてもいい。毎日、毎日少しずつ隊列が伸びて、最後にはリングを1周できるような数の人たちが笑顔で”ひとつ”につながることを目指して。

 私は、世界を、笑顔でひとつにしたい。

リング内部・完成イメージ(夕景) ※画像提供・日本国際博覧会協会
建設中のリング カーブが傾斜する「バンク」形状 高さは内側12メートル・外側20メートル<2023年11月27日撮影>

MERRYリング
平和のリング
世界のリング
笑顔のリング
幸福のリング

 このリングを1970年大阪万博の太陽の塔に変わる、新しいシンボルにしていきたい。世界の平和・世界の笑顔の象徴にしたい。
 このリングから、世界が新しく変わる。新しい笑顔で幸せな世界になる。

 その1歩は、大阪・関西万博のリングから始まると思っている。

 ドバイ万博の会場で、多くの世界の人たちと笑顔の交流・笑顔のコミュニケーションを体感した。
 UAE、シリア、パキスタン、ヨルダン、レバノン、ルーマニア、インド、エジプト、フィリピン、ウクライナ、イラン、アルジェリア、イエメン…. 会場内の公園には界中の子どもたちが大集合した。

このリングを1970年大阪万博の太陽の塔に変わる、新しいシンボルにしていきたい。

 撮影しても撮影しても、列が短くならない。どんどん撮影してほしい子どもたちで、列が長くなっていく。

「次は私!」「次は僕!」子どもたちの笑顔が、笑顔を呼び、笑顔の輪を作っていく。笑顔は世界共通のコミュニケーション。
 このコミュニケーションこそが、万博での最高の体験であり、最高の瞬間である。万博会場に来ている人たちは、皆、それを楽しみに来ている。

 普段会うことができない、接することのない、他の国の人とのコミュニケーション。
 これが万博の魅力であり、この笑顔のコミュニケーションは止めることができない魔法だ。この笑顔の体験を大阪・関西万博でも実現させたい。

このリングから新しい世界が…<2023年11月27日撮影>
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