開発当初は音楽が鳴って開くだけだったのが、改良版は回転が加わり、現在の3代目はLEDが作動するように。さらに、同梱されているメガネをかけるとロウソクや花火の光が星型に見えるようにもなっている。かつてプラスチック製のシャンクを作っていた経験が、花びらの複雑な曲面を作る際に、同社の強みとして生かされている。
こうした新たな取り組みも進めつつ……やはり田中さんが力を入れていきたいのは靴部品だという。
日本における年間の靴の流通量は約6億足ほどだそうだが、そのうち日本で作られているのは5%程度。残り95%は海外製品が占めているとのこと。田中さんは、「いくらうちの商品が“シェア100%”といっても、国内の市場が縮小気味で(部品を)作る機会がどんどん失われている。やはり靴業界のためになんとかしていきたいし、その一翼を担いたい」と力強く語った。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より