ラジオ関西の朝の音楽番組と兵庫県加古川市で麦茶や健康茶などの製造・販売を行っている老舗がコラボし、朝をテーマにした特別ブレンド茶が、27日の「第28回ラジオ関西まつり」限定で販売されました。
ラジオ関西の音楽番組『三上公也の朝は恋人』と連携したのは、1951(昭和26年)創業の老舗製茶メーカー、株式会社長谷川商店(加古川市尾上町)です。
コラボのきっかけとなったのは、番組のパーソナリティーをつとめるフリーアナウンサーの三上公也さんが、街なかで見つけた長谷川商店の商品。JR加古川線125系や北陸新幹線W7系といったパッケージ、そして、「電車茶箱 鉄茶ん(でんしゃちゃばこ・てっちゃん)」という独特な商品名にひかれたといいます。さらに、箱の中に入っていたティーバックから出された、香ばしく焙煎された特産品の丹波黒大豆茶のおいしさもあり、自身も鉄道ファン=“鉄ちゃん”である三上アナはすぐに番組公式ブログで紹介。これが読者の注目を集めました。
そこで、「こんなおもしろいことをする会社があるから、何かやれれば」(三上アナ)と、長谷川商店にアプローチ。「鉄茶ん」生みの親で、同社の営業担当・石橋孝一さんも“鉄ちゃん”(模型鉄)だったこともあり、今回のコラボを快諾。同番組の第3弾コラボとなる今回、「朝のスタートにふさわしい健康茶をつくりたい」という三上アナの思いを受けて、黒豆茶をベースに、ムクナ豆とルイボスを加えた、番組仕様の特別ブレンド茶、名付けて「三上公也の“あ茶”は恋人」を作ることとなりました。
「うちの強みは、原材料の調達から焙煎にかけて、すべて自社でやっていること。自家焙煎でいりあげている黒豆を、中まで芯がふっくらとやきあげるように焙煎している。その味を(番組に)評価いただいた」というのは、長谷川商店の代表取締役を務める大篠陽祐さん。
兵庫県が立ち上げたブランド「五つ星ひょうご」の令和6年度の選定商品に同社の麦茶が選ばれるなど、その味への評価は高いものがある老舗の製茶メーカー。今回の特別ブレンド茶も、そのすっきりした味わいに、ラジオ関西まつりで実際に試飲した人々の評価も高く、実際に買い求めるリスナーらの姿も目立ちました。
大篠さんは「ダイレクトで皆さんにご好評いただき、うれしかった。朝のひとときに皆さんに飲んでいただきたいと思って、このようなタイアップがあった。これに続くようなベストなお茶をつくっていきたい」と述べていました。