――袋のまま保管するとよくないのですね。
【担当者】 はい。可能であれば、虫が入り込めないような丈夫な密閉容器に入れることをおすすめします。
お米の袋には、輸送中の衝撃や圧力によって破れるのを防ぐための小さな空気穴があります。その穴から、虫だけでなく空気や水分が入り込むことで、変色やカビの原因にもつながってしまいます。また、お米はにおい移りもしやすいので、未開封であっても袋のままの保管は避けていただければと思います。
――特に今年は、米の流通が不足気味で買いだめしている人もいると思いますので、注意が必要ですね。
【担当者】 買いだめは長期間の保管につながり、傷みや虫の発生の可能性が高くなるので避けていただきたいです。どうしても保管が必要な場合は、必ず密閉容器に移し替えていただき、冷蔵庫の野菜室など、15度以下のできるだけ涼しい場所で保管することをおすすめします。
「お米は生鮮食品」という認識を持って、1か月以内に消費していただきたいと思います。
――米も野菜と同じ生鮮食品という認識で保管を心がけて、いつもおいしく食べられるようにしたいですね。
【担当者】 最後までおいしく食べたいという気持ちは皆さん同じだと思いますので、せっかくのお米に虫やカビが発生しないように心がけていただければと思います。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より