1995.1.17 神戸に生まれて「これからも思い伝え、羽ばたく…」中村翼さん | ラジトピ ラジオ関西トピックス

1995.1.17 神戸に生まれて「これからも思い伝え、羽ばたく…」中村翼さん

LINEで送る

この記事の写真を見る(16枚)

 絵本作りでマンションに車の鍵を取りに行くシーンを描いた中学1年の男子生徒は、「曇りがかった空を描くのに、どんなグラデーションにするのかが難しかった。周囲の建物が崩れ、人々の険しい顔の表情を表現するのも大変だった」と話す。

 この男子生徒は、翼さんと対面し、震災の話を聞いたこともある。「胸を張って、ひとつひとつの言葉に思いを乗せて話す」ことを心掛けている翼さんの気持ちが伝わり、悲しいと思われがちな震災を、自分の言葉で話す姿に心打たれたという。

「単に悲しい、ではなく自らの言葉で話す翼さんの姿に心打たれた」きっと中学生には新鮮な体験だったはず

 翼という名前には、「強く、大きく羽ばたいてほしい」という両親の思いが詰まっている。「伝えたい」と自然にこみ上げる気持ちに逆らうことなく、もっと羽ばたいてほしい子どもたちに命の尊さを語り継いでいく。

LINEで送る

関連記事