《阪神・淡路大震災を知らない世代(4)》「災害に強い建築、この街で…」入江小春さん(19) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《阪神・淡路大震災を知らない世代(4)》「災害に強い建築、この街で…」入江小春さん(19)

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阪神・淡路大震災直後の神戸市兵庫区水木通

 震災を知らない世代には太平洋戦争と同じくらい、遠い出来事に感じる。自分の地元で起きたことなのに…東日本大震災の印象が大きいのは、規模だけではなく、映像を通してリアルに目にしたかどうかによるものかも知れない。

神戸・ポートタワー付近岸壁〈1995年5月12日撮影〉

 しかし、そんな考えを一気に変えたのが昨年の元日に起きた能登半島地震だ。

 元日の災害、それだけでショックだった。古い建物が多く、家屋が地震で崩れたり土砂に飲み込まれる映像をたくさん見た。

能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市河合町朝市

 ショッキングだったが、 「凍えるような寒さの中、多くの方が亡くなり、こんなに悲しい1年の始まりだったんだ。思えば阪神・淡路大震災も年始だった」と初めて認識した。

 少し意識するだけで、さまざまな記憶がよみがえる。中学1年の時に起きた大阪北部地震(2018年6月)。カタカタと揺れ始め、地面からドンと突き上げられて、左右に揺れた。

大阪府北部地震による屋根瓦落下防止措置(茨木市内)<2018年6月19日撮影 ※画像提供・一般財団法人 消防防災科学センター>
大阪府北部地震でブロック塀が倒壊した高槻市立寿栄小学校<2018年6月19日撮影 ※画像提供・一般財団法人 消防防災科学センター>

 最初は何が起きたのかわからず、学校の教室で一緒にいた友達が涙ぐんでいた。とてもこわかった。しばらくは飛行機や電車の音を聞くだけで地震が来たと思って身構えてしまった。

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