忍び寄る『カビ』の足音…“個包装のおもち”にご注意を 冬の必需品『カイロ』の謎にも迫る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

忍び寄る『カビ』の足音…“個包装のおもち”にご注意を 冬の必需品『カイロ』の謎にも迫る

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――せっかくのカイロが温かくならないというのは、やはり、不良品ということなのでしょうか?

【担当者】 温まりたいのに温かくならないのはショックですし、「不良品かな?」と思ってしまいますよね。でもじつは、そうではないんです。

カイロは、袋の中に入っている鉄成分と酸素が反応して熱が生まれることで温かくなります。そのため、酸素の量が少ないと発熱量が下がってしまうのです。特に、ウインドブレーカーなどの風を通しづらい服の中で使おうとすると、酸素の供給が悪くなり十分に発熱しなくなります。

また、外気にさらしたまま使用しつづけると熱が放出してしまいますので、温かさを感じづらくなります。

カイロが温かくならないのは、なぜ?

――カイロには酸素が必要ということですね。お餅のカビの話でも酸素がポイントでしたが、カイロも同じなのですね。

【担当者】 まさに、ポイントは酸素です! カイロには、貼るものや貼らないものなど、さまざまなタイプがあります。「温かくなるには酸素が必要」と説明しましたが、酸素が少ないであろう靴下に貼るタイプなどもありますよね。

これらのタイプは靴の中で使用することを想定していますので、それ以外の場合、たとえばスリッパなどで使用すると酸素が過剰に供給されてしまい、高熱になったりふくらんだりする場合がありますのでご注意ください。

――使用の際は、パッケージの表示をよく読んでお使いくださいということですね。

【担当者】 パッケージの表示には、使用方法や使用上の注意点などが記載されていますので、ぜひ読んでからご使用ください。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

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