土地ごとの食文化と、地域ならではの歴史が紐づく「郷土料理」。関西を中心に活躍するフリーアナウンサーの清水健と落語家の桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーをつとめる番組で、鹿児島県内に広がる郷土菓子を紹介した。
今回紹介したのは、鹿児島県の「かるかん」。県内に自生する山芋をふんだんに使用した和菓子で、白く、ふわっとした見た目が特徴だ。

羊羹(ようかん)のような見た目に加え、軽い生地であることからその名前がつけられた、かるかん。材料には、山芋、卵白、米粉が含まれている。
諸説あるものの、かるかんのはじまりは、保存食の研究のため江戸時代に考案されたといわれている。当時は砂糖が貴重だったことから、庶民の間で食べられることはなかったのだとか。
スタジオには、かるかんのほかに、饅頭型のかるかんまんじゅう、黒糖入りのかるかん、そして、アレンジレシピとしてバターをとかして温めたかるかんの4種類が用意された。
「(かるかん)食べたことあります! お土産の定番ですよね」と話す清水は、「味はシンプル。大人になって食べるとおいしさがわかるお菓子」とアピールした。
2人のお気に入りはバターをとかして温めたかるかんで、「おいしい!」と笑顔をとともにコメント。この日、18時間ダイエットをしていた清水も、「軽いから罪なく食べてしまう」とペロリと平らげた。


※ラジオ関西「木曜Clip」より