3月11日、東日本大震災から14年を迎えた。

NPO法人「阪神・淡路大震災 1.17希望の灯り」(HANDS 本部・神戸市)の代表理事を務める藤本真一さんは、東日本大震災の被災地支援が原点だった。

東日本大震災の被災地の衝撃的な映像に触れ、その16年前、10歳の時に起きた阪神・淡路大震災の光景が脳裏によぎった。

神戸市北区出身の藤本さん。当時、「今の神戸を見ておけ」と言われ、風景が変わり果てた中心部・三宮の街を見た。そのときの記憶がよみがえったという。じっとしていられなかった。

東日本大震災当時、関西から義援金ではなく救援物資とメッセージを贈る「たすきプロジェクト」を進めていた神戸在住の俳優・堀内正美さんに出会う。
もともと大学で映像制作をしていたことがある藤本さんは、支援する側の活動を映像に収めた。
