花見の定番・三色団子 「ピンク・白・緑」には意味がある? 発案者は戦国時代のスーパースターだった | ラジトピ ラジオ関西トピックス

花見の定番・三色団子 「ピンク・白・緑」には意味がある? 発案者は戦国時代のスーパースターだった

LINEで送る

この記事の写真を見る(5枚)

 徐々に気温も温かくなりつつあるここ数日。春の近付づきを知らせるように、桜の開花予想をちらほら耳にするようになってきました。

 さてこの季節、見かける事が多くなるのがピンク・白・緑の“三色団子”。「花より団子」ということわざがあるように、古くから日本人にとって馴染みの深いスイーツのひとつですが、じつはこの3つの色に「意味」があることを知っていますか?

三色団子に込められた意味とは?

‪☆‪☆‪☆‪☆

 今回話を聞いた老舗和菓子店によると、花見の際に食べられる団子の歴史は古く、原型は奈良時代まで遡るとのこと。そもそもは宮廷での儀式や祝祭の際の供物だったものの、時代が進むにつれ“春の風物詩”として花を見ながら団子を食べる風習が根付いていったのだとか。

いにしえのむかしから「春は団子」だった

 戦国時代には、武士や上流階級の間で花見が盛んになったそう。この頃、豊臣秀吉が全国の銘菓を集め京都の醍醐寺で行った茶会を催した際、「食べやすく女性が喜びそうなかわいいものを」という要望で作られたものが三色団子の起源と言われています。

三色団子の生みの親は、豊臣秀吉だった?

 さて「三色団子の色には意味がある」と冒頭で述べましたが、いったいどういう意味が込められているのでしょうか? 老舗和菓子店は「諸説ある」とした上で、次のように説明。

【ピンク】桜をイメージ。桜の美しさと春の訪れを表している。季節が冬から春へ移り変わり、自然の豊かな季節の到来を祝う意味を持つ。

【白】雪をイメージ。冬が終わりを告げて春の訪れを喜ぶ意味で。

【緑】新緑を象徴。植物など新しい命が生まれる季節の到来をイメージし、春の訪れを意味している。

 ほかに、「ピンク=春」「白=冬」「緑=夏」をイメージしている説も。この中に「秋」がない理由を老舗和菓子店に聞くと、「何度食べても『飽きない(秋ない)』、商売繁盛を願って『商い(秋ない)』という意味が込められていると言われています」と回答が。

LINEで送る

関連記事