この場所は85年間、鉄道物流の拠点だった梅田貨物駅の広大な跡地。大規模な鉄道ターミナル駅に直結する公園としては、世界最大級となる。周囲にはルクア大阪、梅田スカイビル、グランフロント大阪が隣接しており、“関西最後の一等地”と呼ばれていることもあり、さらに回遊性を高める。


このうち約3万平方メートルで、約320種(在来種約270種を含む)、約1500本を植え込み、「圧倒的なみどりの空間」を生み出すという。


このほかエドヒガン、ヤマザクラなど開花時期や色彩の異なる桜約110本を植栽。都心の「桜の新名所」を目指す。そして、大阪のシンボルロード・御堂筋で植栽されていたイチョウを移植する。

三菱地所関西支店の神林祐一・グラングリーン大阪室長は、「公園が街にあることで不動産価値も上がる」という信条のもと、ニューヨーク・ブライアントパークやシカゴ・ミレニアムパークを参考に、緑豊かな街づくりを目指した」と話す。

今回開業した南館は、地上39~18階のビル3棟が連なり、延べ床面積は計約31万4000平方メートル。


■南館がオープンしたグラングリーン大阪・全体を眺める ※この映像には音声はありません