土地ごとの食文化と、地域ならではの歴史が紐づく「郷土料理」。関西を中心に活躍するフリーアナウンサーの清水健と落語家の桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーをつとめる番組で、鳥取県内に広がる郷土料理を紹介した。
今回紹介したのは、鳥取名物「とうふちくわ」。その名の通り“ちくわの形をした豆腐”で、原料は木綿豆腐と白身魚のすり身。一般的な豆腐のように煮て冷ますのではなく、形成後に蒸し上げて作る。ちくわよりもやわらかく、フワフワとした食感が特徴だ。

実食した2人は、大絶賛。以前食べたことがあるという清水は、「こんな味やったっけ!? めっちゃおいしい!」と改めて感動している様子。一方の米舞は、「ダイエットにぴったりかも!」と新たな提案も示した。


とうふちくわは、魚がぜいたく品だった江戸時代に、鳥取藩が「魚の代わりに豆腐を食べるように」と質素な食生活を推奨したことから誕生した。
現在はお土産として浸透しているが、もともとはお祭りや結婚式などのハレの日に食べられていた。最近はレモンやカレーなどのさまざまなフレーバーが誕生し、鳥取の定番お土産としても定着してきている。
スタジオには、オーブンで焼いてこんがりと焼き目のついたとうふちくわも。おいしさゆえに箸が止まらない清水に対し、米舞は「めっちゃ食べてるじゃないですか」と思わずツッコみ。そんな米舞自身も箸が止まらない様子に、スタジオは大いに盛り上がりをみせた。
※ラジオ関西「木曜Clip」2025年3月20日放送分より