
是洞(これとう)樹里さん(3年)は「ねぶたの大きさや迫力から、いのちの重さを感じてほしい」と願う。
大山真優(まひろ)さん(2年)は、「細部までクオリティの高いものを、と常に意識した。ねぶたが『いただきます』を大切にできるきっかけに」と話す。
石田紗蘭(さら)さん(2年)は、「命をつむぐ食の壮大さを体感して、日々の食事を見つめ直す機会に」と意義を語る。
3人に共通する思いは「ねぶた=カートをリアルで見てほしい」だ。


■「録食(ろくしょく)」
カメラやセンサーを駆使して具材を入れるタイミングや水分蒸発量など、詳細な調理データを記録し、誰でも同じ料理を再現できるキッチンシステムを提案。


音楽や映像が録音・録画されることで、時と場所を越えて人々の心を動かすように、料理に込められたすべてを記録し、その感動を伝えるのが「録食」。
時間や熱、力、水分。すべての加減を1秒、1℃、1gまで高精度に記録することで、冷凍食品やレトルトでは伝えきれなかったこだわりや、そこでしか味わえなかった喜びを再現する。
技術協力は、野元知子さん(ソニーグループ株式会社・録食チーム)。



そして、伝統食材の梅干しを会場で漬けて25年後の2050年に開封する企画も。
梅干しは「万博漬け」と名付けた。







