――お米は、「1か月を目安に食べないと虫が発生しやすくなる」と聞いたことがあります。においにも注意が必要なのですね?
【担当者】 お米の袋には小さな空気穴があるだけでなく、お米そのものがにおいを吸着しやすいといわれています。やはり、保管場所や一緒に保管するものに注意が必要です。
――せっかく買ったお米がくさくなるのは本当に嫌ですから、注意したいですね。
【担当者】 食品以外ですと、ティッシュやトイレットペーパーなどの紙製品も、におい移りしやすいものとしてご注意いただきたいです。
――紙もですか?
【担当者】 そもそも、紙製品は繊維の集合体であるため小さな穴がたくさん開いています。そのため、空気中のにおい成分が中に入り込みやすく、におい移りがしやすいんです。
――紙製のものに注意が必要ということは、紙パックも?
【担当者】 そうです。紙パックの牛乳やジュースも、周りに一緒に置くものにご注意いただく必要があります。
――食べ物以外でもいろいろと気をつけないといけませんね。
【担当者】 お米など、そのものがにおいを吸着しやすいものもあれば、紙やペットボトルなど容器がにおいを吸着しやすいということもあります。
ちなみに、カップ麺の容器もにおいを吸着しやすいといわれていて、パッケージに「におい移りに注意を」と書かれていることがあります。
――食品表示や商品表示など、ついつい読まないまま食べたり使ったりしてしまいますが、しっかり目を通すことが大切ですね。
【担当者】 商品表示は、消費者が正しい情報を知り、合理的に選択するために重要な役割を果たしています。ぜひ読んでいただければと思います。
――ありがとうございました。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年4月22日放送分より





