立春から数えて八十八夜の1日、茶の名産地・京都府宇治市で新茶の季節を告げる「茶摘みの集い」が開かれた。

立春から数えて88日目ごろに新茶の収穫が最盛期を迎えることにちなんだ行事。


例年、メディアに向けて茶摘みのデモンストレーションを大学生らが務める。日本茶の海外輸出が拡大し、世界でも好まれていることから、2023年はジェンダーフリーを意識して男性も加わっていた。


主催する京都府茶業会議所によると、今年の新芽は3月から4月上旬にかけて低温が続き、昨年よりやや遅れているが、順調に育っているという。

近年は抹茶ブーム、とりわけ抹茶を使用したスイーツの人気が高まっているが、茶業会議所は「緑茶本来の甘みと香りを味わうために、ぜひ自宅で宇治新茶を淹れていただきたい」と話す。






