一方で、医療の現場は課題も山積みです。急激なインフレに医療報酬が追いつかず、多くの中小病院が経営難に直面。また、薬剤不足や人材不足も深刻化しており、医療制度そのものの持続性が問われています。
そうした中でも、石橋さんは「地域の医療は一つの医療機関だけでなく、住民や行政、民間が一体となって支えるもの」と語ります。市としても、買い物支援や認知症ケアなどを含む地域包括支援センターを設置し、高齢者が自分らしく暮らし続けられる環境づくりを進めています。
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姫路の地域医療が示すのは、「人に寄り添う」医療のあり方。石橋内科の取り組みは、全国の地域にとってのヒントになるかもしれません。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「ヒメトピ558」2025年5月30日、6月6日放送分より





